産業ロボットと進化する協働ロボットの違いについて解説!

最近は、多くの業界で人手不足の問題を抱えています。人手不足を解消する対策として効果的であるのが、ロボットの導入です。ロボットの導入にあたり、導入する種類としては大きく分けて「産業ロボット」と「協働ロボット」があります。

しかし、産業ロボットと協働ロボットの違いが分からない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、産業ロボットと協働ロボットの違いについて解説します。

産業ロボットと協働ロボットの違い

現在、様々な業界が人手不足の解消に向けてロボット導入を進めています。この記事を読んでいる方の中でも、新たなロボットを導入したいと思っている方もいるでしょう。ここでは、ロボットを選ぶときに知っておきたい産業ロボットと協働ロボットについて解説します。

1.産業ロボットとは

産業ロボットとは、人間が行っている作業を自動化させるためのロボットです。産業ロボットは決められた作業を継続して行うことに長けているため、柔軟に対応はできないものの、一定の品質で作業し続けるのが得意です。例えば、工場内で行ってる部品の接合や物を運ぶ作業などを産業ロボットが代替することで、業務時間の削減や作業の効率化につながります。

2.協働ロボットとは

協働ロボットとは、産業ロボットにあった柵を全て取り外し、人間との協力作業を目的としたロボットです。協働ロボットは産業ロボットと違い、独立させるよりも共存していく考え方で、作業自体も柔軟にこなしていけます。今までの主流は産業ロボットであったため、単純な作業を繰り返すのは得意でしたが、時々発生する障害を含めて柔軟に対応するのはできませんでした。しかし、協働ロボットの登場によって人と協力した柔軟な対応が可能となったため、様々な業務に活用できるようになったのです。

ロボット導入のメリット

ロボットの導入には、様々なメリットが考えられます。ここでは、主なメリットとして以下2つを紹介しましょう。

  • ・人手不足の解消
  • ・生産性の向上

1.人手不足の解消

1つ目のメリットは、人手不足の解消につながることです。現在、製造業を始めとしたあらゆる業界で人手不足となっています。人手不足の原因は業界によって様々ですが、離職率の高さや人口の減少など数多くあるのです。 ロボットの導入は、人が担当していた業務を代替してくれるため、業務をする人材の確保につながります。特に、製造業などの工場での作業は、単純作業のため肉体的疲労や精神的疲労を感じやすいです。その結果、人材が定着せずに人手不足となってしまいます。しかし、ロボットであれば疲労を感じることなく作業をこなしてくれるため、安定した業務を提供してくれます。

2.生産性の向上

2つ目のメリットは、生産性の向上が期待できることです。現在、日本全体で生産性の低さが課題となっています。2019年11月にOECD(経済協力開発機構)が公表した「労働生産性の国際比較2019」によると、日本の時間当たり労働生産性は46.8ドルで、OECD加盟36カ国中21位の結果でした。さらに、主要先進国7カ国に限定してみると、1970年以降は最下位の状況が続いています。したがって、日本国内では生産性の向上を目指していかなければならないのです。そこで効果的なのがロボットの導入です。ロボットは、人間が行っている業務を代替してくれるだけではなく、AIを活用することで効率的に業務をこなしていきます。その結果、人間が行うよりもロボットの方が業務をこなすスピードが向上し、本来労力を掛けるべき頭を使って考える業務に時間をさけるのです。

ロボット導入への障害

ロボットの導入は様々なメリットを得られますが、導入に至るまでには以下の障害が考えられます。

  • ・人材の確保・育成
  • ・トラブルの発生
  • ・費用

1つ目の障害は、ロボットを扱える人材が必要になるため、新たに人材採用をするか社内教育をしなければならないことです。ロボットは、人間が行っている作業をこなすためにも、動作をプログラミング等で作成する必要があります。また、複雑な作業になればなるほど専門的な知識が欠かせなくなるため、人材の確保が難しい場合には外部の業者に頼るのもおすすめです。

2つ目の障害は、ロボットの導入によってトラブルが発生し、生産ラインが停まってしまう可能性があることです。ロボットは機械であるため、突然の故障によって業務へ大きな影響を与えてしまいます。日頃からロボットの点検をするようにして、ハードウェアのトラブル発生率を防ぐのが良いでしょう。

3つ目の障害は、高額の費用がかかることです。ロボットの導入は、ロボット本体の購入費用がかかるほかにも、導入支援を依頼する費用もかかってきます。もし、社内にロボットの知見を有する人材がいれば問題ありませんが、いない場合には業者へ導入支援も依頼しなければならないのです。

低コストで導入できるロボットを探しているならSUPPOTがおすすめ

ここまでで、ロボット導入によるメリットを理解し、ロボットの導入を検討し始めた方もいるのではないでしょうか。しかし、どのロボットを選ぶべきかわからない方も多いでしょう。そこでおすすめしたいのが、SUPPOTの「自律走行ロボット」です。SUPPOTは車両の入れない狭い道でも運搬作業を可能とし、その他にもあらゆる業務の自動化をサポートする、ロボットレンタルサービスを提供しています。SUPPOTが提供するサービスロボットは、汎用性と高い走破性を兼ね備えていることが特徴です。また、大手ゼネコン様などで実証実験の事例を重ねているため、実績も十分にあります。SUPPOTは現在、自社現場でも活用できるか検討したい企業様方向けに無料テスト走行を開発エンジニア同行で行っているため、興味のある方はテスト走行の利用から検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、産業ロボットと協働ロボットの違いについて解説しました。今までは、産業ロボットによる単純作業の自動化が主流でしたが、協働ロボットの普及によって複雑な業務も柔軟にこなしていけるようになりました。 また、ロボットの導入によって様々なメリットが得られるため、多くの企業で導入を進めていきたいところです。しかし、どのロボットを選ぶべきなのかわからない方も多いでしょう。そこでおすすめしたいのが、SUPPOTの自律走行ロボットです。少しでも気になった方は、ぜひお問い合わせください。

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