建設土木現場でロボットの導入を進めるにあたっての具体的な手順について解説!

AIやIoTをはじめとしたテクノロジーが急速に発展している今、人々の生活を支えてきたあらゆる産業にテクノロジーを活用し作業現場の課題を改善しようとする動きが加速しています。今回は建設土木業界に焦点を当て、現場が抱える課題を改善するための具体的な手順について解説します。

建設土木現場の現状と課題について

建設土木現場では大掛かりな作業を効率的に行うために、ダンプトラックや建設機械などの活用が一般化しています。これらを活用することで大規模なプロジェクトなどでも一定程度の期間内に完了させることが可能となりました。一方で人材不足による作業員の肉体的負担の増加やベテラン作業員の感覚に依存する作業などもあり、今後は作業効率の更なる向上が必要とされています。

建設土木現場の課題を解決するためのICT化とは?

上記の課題に基づく現場の作業効率向上のための手段として、テクノロジーを活用し改善を図る現場のICT化が今後の鍵となると考えられています。建設土木現場においては業界の特性上ロボットやデバイスによるデータ活用をベースにしたICT化がメインとなるでしょう。

建設土木現場のICT化に向けてのステップ

では実際に建設土木現場のICT化を進めるにあたって、そのような手順で行えば良いのでしょうか。ここでは5段階に分けて具体的なステップを解説します。

1.現場の課題を洗い出す

まずは作業現場での課題を抽出します。従業員の作業の足枷となっている部分や、安全面、費用対効果などあらゆる視点から問題点を抽出し、優先的に改善すべき点は何かを把握しましょう。

2.課題へのアプローチに最適な手段を検討する

優先的に改善すべき課題を理解した上で、改善アプローチとしてどの様な手段が適切なのかを検討しましょう。ロボットやデバイスに囚われずに最適なアプローチを考慮することがポイントです。

3.実証実験など部分的な検証から始める

課題へのアプローチの仮説を立てることができたら仮説検証を行いましょう。方法としておすすめなのが実証実験です。例えばロボットの導入を行う場合、ロボットの提供企業と連携して実証実験などを行う提案をして部分的な検証から始めると良いでしょう。いきなり本格的に導入を行うと現場の混乱を招いたり、プロジェクト自体が失敗となって終わる可能性を高めてしまします。失敗の際のコストや現場の反発を抑えられるよう部分的な検証から始めましょう。

4.検証で判明した課題の改善を行う

仮説検証を行いそもそも仮説は正しかったのか、また仮説自体は正しかったものの、導入していく中で判明した部分的な課題などが判明したら改善を行いましょう。また似たような課題に対して応用できるように改善を行う度にプロジェクト関係者に共有するようにしましょう。

5.本格的な導入を検討する

仮説検証も完了し、現場事情を含有した改善もできたら本格的な導入を検討する段階です。実証実験の結果を踏まえ、費用対効果など多角的な視点から判断しましょう。

>建設土木現場のICT化における注意点

建設土木現場のICT化をするめるにあたって注意すべき点があります。まずは上記の通りICT化を検討してから本格的な導入となるまでに時間がかかることを踏まえておく必要があります。あらかじめスケジュールに余裕を持たせておきましょう。

また、ロボットなどの導入においては現場作業員の肉体的負担など数値では可視化しにくい課題も多くあります。費用対効果を可視化するのが困難なこともあるため現場が導入を望んていても決済権者の判断で導入を見送り、結果として作業効率が改善されないままになってしまう恐れもあるでしょう。決裁権者は現場と密にコミュニケーションをとり最終の導入判断をしましょう。

建設土木現場で活用できるロボットを探しているならSUPPOTがおすすめ

建設土木現場で活用できるロボットを検討している方におすすめなのがSUPPOTです。SUPPOTは資材運搬作業をはじめとした、様々な作業の自動化をサポートするロボットレンタルサービスを提供しています。SUPPOTが提供するサービスロボットは汎用性と高い走破性を兼ね備えていることが特徴です。実証実験の事例を重ねているSUPPOTは現在、自社現場でも活用できるか検討したい企業様方向けに無料テスト走行を開発エンジニア同行で行っています。

まとめ

今回は建設土木現場でICT化を進める際の具体的な手順について解説しました。もし建設土木現場で活用できるロボットの導入を考えているのであれば、SUPPOTを検討してみてはいかがでしょうか。

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