何からはじめる?建設業者がDXして業務効率を上げるコツを紹介します

昨今、経済産業省がDX推進をしていることもあり、多くの業界でDX化が求められています。そもそもDXとは、「デジタルトランスフォーメーション」の略で、デジタル技術を活用してさまざまな業務の効率化をしていくことです。 国全体で推進しているDXですが、この記事を読んでいる方の中には「建設業においてもDX化が必要なの?」と疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、建設業とDXの関係性について詳しく解説していきます。

建設業にDXは必要なのか

DXは、建設業が抱える課題の解決につながっていくため、導入を進めていくべきです。ここでは導入を進めていくべき背景として、建設業の現状やDXについて詳しく見ていきましょう。

建設業の現状

建設業では、「人手不足」が大きな課題となっています。人手不足を招いている大きな原因としては、以下の2つです。

  • ・若年層の不足
  • ・定着率の低さ

平成28年に国土交通省が発表した「最近の建設産業と技能労働者をめぐる状況について」によると、建設業に従事する全体の約3割が55歳を超えており、その一方で29歳以下の割合が約1割となっています。したがって、現在55歳を超える人達が定年を迎える頃には、今以上に人手不足が深刻化してしまうのです。また、建設業界は若年層を中心に定着率が低い傾向にあります。理由としては、ハードワークであることと、それに見合わない賃金が原因です。人手不足を解消するためにも、建設業界全体の給与水準をあげることやハードワークの抑制が求められます。

建設業におけるDX

建設業では、DX化の推進が求められるでしょう。 その理由の一つとして、多くの業界に大打撃を与えた新型コロナウイルスの影響があります。新型コロナウイルスの影響で、リモートワークの環境にせざるを得ない状況になってしまいました。建設業においても同様で、デジタル技術を活用してリモートでも働けるような環境整備が求められます。他にも、建設業が抱えている以下の課題を解説する手段として、DX化が注目を集めているのです。

  • ・人手不足
  • ・ノウハウの継承

建設DXのメリット

建設DXの推進には、以下2つのメリットがあります。

  • ・生産性向上
  • ・次世代へのノウハウ継承

1つ目は、DX化による生産性向上です。具体的には、デジタルツールを導入することで、遠隔地でも会議をつないで作業が可能になり、ベテラン作業員の指示を受けながら業務をこなせるようになったのです。他にも、今まで書面でやりとりしていた図面を電子化したことで、データの共有が楽になって大幅な時間短縮を実現しました。

2つ目は、ベテラン作業員の作業ノウハウをデジタル化することで、次世代への業務継承が可能になる点です。今までは、ベテラン作業員が直接作業ノウハウを伝授するケースが多く見られました。しかし、ベテラン作業員ほど作業量が増えていくため、継承をする時間が取れずに中途半端なまま退職してしまうというケースがよくあったのです。そこで、デジタルで作業ノウハウを残しておくことで、誰でも確認ができるようになるため、作業の属人化も防げます。デジタルに置き換えるためには、作業ノウハウを蓄積できるようなシステム設計が必要となるでしょう。

建設DX導入への障害

建設DXの導入には、2つの大きな課題があります。

1つ目は、今まで使われていた古いシステムが邪魔をしてしまうことです。古くから使われているシステムはドキュメントが詳しく残されているケースが少なく、作成者もすでにいないという状況が発生しやすいため、作り替えるのに大きな時間を要してしまいます。また、独自の仕様が混在しているケースも多いため、全ての内容を把握して新しいシステムに置き換えるのはほぼ不可能です。

2つ目は、DX人材の不足です。現在、多くの企業ではDXに精通している人材が少ないため、なかなか推進ができずにいます。DX化は特定の部署だけが進めるのではなく、社内全体が合意形成をしながら進めなければなりません。そのためには、社内全体をコントロールできるDX人材が求められるでしょう。

建設DX導入に期待される効果

建設DXの導入では、現在抱えている人手不足を解消するためにも、生産性向上や作業ノウハウの継承が期待されています。 その他にも、DX化によってさまざまなデータを蓄積し、分析して企業戦略に活用していくことも重要でしょう。しかし、こうした建設DXに伴うシステムは導入すればいいのではなく、利用する作業員の教育も必要です。DX化を進めるときには、システムの導入ばかりに目を向けるのではなく、活用する人間の育成にも力を入れていきましょう。

作業効率化できるロボットを探しているならSUPPOTがおすすめ

ここまで建設DXについて解説してきました。建設DXの導入は、確かにあらゆる業務の効率化につながります。しかし、今までデジタル化を進めてこなかった企業にとっては、いきなりの導入はハードルが高いもの。そこでおすすめしたいのが、建設現場の生産性向上を目的としたらSUPPOTのロボットです。SUPPOTは車両の入れない狭い道でも運搬作業を可能とし、その他にもあらゆる業務の自動化をサポートする、ロボットレンタルサービスを提供しています。SUPPOTが提供するサービスロボットは、汎用性と高い走破性を兼ね備えていることが特徴です。また、大手ゼネコン様などで実証実験の事例を重ねているため、実績も十分にあります。SUPPOTは現在、自社現場でも活用できるか検討したい企業様方向けに無料テスト走行を開発エンジニア同行で行っているため、興味のある方はテスト走行の利用から検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、建設業とDXの関係性について解説しました。建設DXは、建設業が抱えている人手不足問題を解消するためにも導入が求められています。しかし、今までシステムの導入をしてこなかった建設会社にとっては、ハードルが高いと思います。そこでおすすめしたいのが、社内で建設DXを推進しつつロボットの導入を進めることです。もし、ロボットに興味のある方は、比較的低コストで導入ができるSUPPOTの自律走行ロボットを検討してみてはいかがでしょうか。

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