ものづくり・物流における“DX”導入事例、日本が抱える深刻な人材不足と高齢化の課題

新型コロナウイルス感染症が社会生活や経済に影響を与えるなかで、ものづくりの現場では新技術導入による省人・無人化体制を目指した動きが加速しています。

  • ・省力化、無人化してコストダウンしたい
  • ・作業者の負担を軽減し、生産性を上げたい
  • ・製品の品質を高めたい
  • ・どんな技術を導入すれば良いかかわからない
  • ・最新設備の活用事例

について解説します。

生産性向上は『働き方改革』の重要テーマ

「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」「育児や介護との両立など、働く方のニーズの多様化」といった日本が直面している状況のなかで、働く方ひとりひとりが個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を実現にさせることで社会の好循環を目指す「働き方改革」が進められています。

企業では、投資やイノベーションによる生産性向上とともに、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作ることが求められています。生産性向上による「働き方改革」を推進し、働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指しています。

業務の効率化によるメリット

業務の効率化を図るということは、業務にかかる時間・人・コストの改善を行うことでもあります。つまり、無駄なリソース配分を減らすことができ、その分を必要性の高い業務に割り当てることで生産性を高めることができるメリットがあります。

また、生産性向上により従業員が業務にあたる時間を短縮することができれば、従業員は良いワークライフバランスを実現でき、働きやすい職場として人材不足のリスクを軽減することができるでしょう。

このように、業務の効率化・生産性向上は企業の成長や将来を支える重要な課題となっています。

最新技術導入による解決

業務の効率化・生産性向上は企業にとって、重要な課題であることがわかりましたね。

しかし、既存の業務の見直しは簡単なことではありません。人の手では解決が難しいことも多いのですが、情報技術を業務に役立てる“スマートファクトリー”やロボットを使って重筋作業を減らすといった解決策があります。

活用事例

1.日立製作所

生産現場全体の“人”と“モノ”の動態をリアルタイムに俯瞰できる進捗・稼動監視システム。

場内の8万種類の部品にRFIDタグを内臓し約450台のRFIDリーダで、事業所内の”人”が行なう作業の進捗や“モノ”の流れをきめ細かく収集することで物流可視化ができる仕組みを構築しています。

不確実性が高い“人”が行う作業の進捗の見える化を行うことで、管理者の判断精度で生じていた生産性のムラが均質化し、作業計画や在庫管理が適正化しやすくなっています。

また、『作業改善支援システム』や『工場シミュレーター』も活用し、『見える化』⇒『分析』⇒『対策』のサイクルをまわし、高効率生産モデルを確率し、生産リードタイムを短縮しています。

2.作用支援ロボット「SUPPOT」

工場内での物流作業支援を行う『SUPPOT』という自律走行ロボットがあります。

導入された工場では、SUPPOTの特徴の1つである走破性の高さを活かし、工場の建屋間の移動や段差、屋内外を問わず運搬作業を行い、工場内の物流効率化や省人化、作業者の負担軽減に役立っています。

既存AGV(無人搬送車)で使用されている磁気テープの使用や、レイアウト変更によるテープの配置変更、通路の汚れの影響などによるメンテナンスは不要です。

障害物回避や作業者追従、リモコンでの遠隔操作、目的地間での自律走行が可能であり、 使用環境や目的に適した広い活用方法があります。

SUPPOTの活用事例についてhttps://suppot.jp/case/agv/

資材運搬を自動でできるロボットを探しているならSUPPOTがおすすめ

資材運搬業務を自動で行う自動搬送ロボットを検討している方におすすめなのが『SUPPOT』です。SUPPOTは資材運搬作業の自動化をはじめとした様々な業務の効率化ができるロボットで、物と人間を感知し、作業員の後ろを自動で追跡して資材運搬ができたり、搬入が困難な場所では遠隔操作での運搬が可能です。汎用性と高い走破性を兼ね備えていることが特徴です。

まとめ

  • ・業務の効率化、生産性向上は企業の重要課題
  • ・業務の効率化、生産性向上は企業にとっても、従業員にとってもメリット
  • ・業務の効率化、生産性向上は最新技術導入によって実現できる

参考文献

厚生労働省『働き方改革』の実現に向けて https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000148322.html

日立グループHPhttps://www.hitachi.co.jp/products/it/lumada/cs/00008/index.htm

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