【開発者インタビュー】自動車部品の設計者による自律走行ロボットへの挑戦

ロボットを活用した重筋作業の自働化を促進するサービス『SUPPOT』 には、様々な開発者たちが関わっています。今回は、『SUPPOT』を開発した経緯や、開発者の思いを伺いました。

お客様の言葉が開発のモチベーション

開発担当になった経緯を教えてください。

小池:入社してからは、ボールジョイント(筆者注:路面からの衝撃や振動を吸収する自動車部品)の設計を長年担当していました。社内の業務報告会で自律走行ロボットへの取組みを知り、「面白そう、自分もやってみたい」と思ったことがきっかけとなり、開発に携わるようになりました。

ロボットに関する知識などはあまりありませんでしたが、挑戦してみたいという強い思いを持ったのが大きかったです。

どのような場面でやりがいを感じていますか?

小池:実際にSUPPOTが動いている様子をお客様に見ていただきながら、「すごい」「役に立ちそう」などの言葉を直接聞けると、とても嬉しくなります。

お客様の反応が自分のモチベーションに繋がり、「これだけ喜んでいただけるなら、さらに良いものを作りたい」という思いで開発に取り組んでいます。

SUPPOTを作業のパートナーとして使って欲しい

エンジニアの方がお問い合わせに対応されていますが、お問い合わせ後の具体的な流れについて教えてください。

小池:まずは、お客様との打合せの場を設定させていただきます。現在はオンライン会議ツールを使った打合せの機会が多いです。

打合わせでは、SUPPOTの詳細について説明を行い、お客様が抱えている課題や、SUPPOTの活用を想定している現場などについてヒアリングをしながら、どのようにお客様の課題解決に繋げていくのか話し合いを進めます。

お客様のニーズに応じて、実機を持って実際に現場へ伺うこともあります。

今後の開発への思いを教えてください。

小池:将来たくさんの方にSUPPOTを利用していただきたいので、誰でも簡単に操作できるように、改良を進めていきたいと考えています。

デザイン面でも、親しみを持てるようなデザインにして、作業のパートナーとして気軽に利用していただければいいなと思います。より多くの現場の課題解決に繋げるため、運搬作業だけではなく、さらに広い範囲で作業支援をしたいという思いもあります。

例えば、夜間のビルや駅での警備ロボットとしての活用や、農園での害獣駆除などを想定しています。お客様からの声を大切にし、これからも開発を進めていきます。

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小池 恵

小池 恵
(Megumu Koike)

昭和55年生まれ

  • 株式会社ソミックマネージメントホールディングス
  • ※掲載されている企業名は、取材時点の情報に基づいています。
  • 大学院卒業後、2005年「ソミック石川」入社。設計者としてボールジョイントの設計に携わる。2019年「ソミックマネージメントホールディングス」へ出向。開発担当者として自律走行ロボット「SUPPOT」の設計・開発を行う。

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