【共同研究】工場内資材運搬自動化のための共同研究を開始 

株式会社ソミックマネージメントホールディングス(事業所:静岡県浜松市 代表取締役社長:石川 雅洋、以下SMHD)は、国内の大手電機機器メーカーより工場敷地内利用の提供を受け、自律走行ロボットを活用した工場内資材運搬の自動化のための共同研究を開始したことを発表します。

経緯

SMHDでは、急速に進む少子高齢化社会による労働人口の減少という現状に対し、汎用無人自律走行ロボットを普及させることで、人手不足の解消や、女性・高齢者の労働参加拡大につなげるため、2017年より自律走行ロボット開発プロジェクトを進めてきました。2020年10月からは当プロジェクトから重筋作業自動化のための作業支援ロボット「SUPPOT 」のテストマーケティングを開始し、2022年4月からSMHD傘下の株式会社ソミックトランスフォーメーションにて、建設業界を主な顧客としたロボットレンタルサービスを提供しています。

具体的な研究内容

本研究は、 自社生産体制の強化に取り組んでいる大手電機機器メーカーの工場敷地内において、建物間の移動を必要とする屋外資材運搬効率化を目的としています。

SMHDはその解決策として自社の自律走行ロボットを活用し、工場間の物流自動化を実現するための開発を行います。具体的には、ロボットと牽引台車の連結を行い積載量を上げた状態で、自己位置推定と環境地図作成による自律走行で生産性の向上や省人化を行います。工場間の物流自動化を実現するためには、地図データ上に経由点を設定してコースを作成する必要があり、使用環境に合わせた調整を行っています。両社はこの開発を行うために2022年3月に、工場敷地を開発フィールドとして提供する趣旨の共同研究契約を締結しました。

今後の展開

今後は、工場間搬送の実用化に向けて走行の安定性の確認を行い、多くの工場で汎用的に導入できるよう人や障害物の回避や牽引時の走行速度や積載内容についての検証を進め、自律走行ロボットの最適化を行います。また、工場内に限らず、様々な重筋作業の場面で自動化する研究を進め、作業支援ロボット「SUPPOT 」のサービス開発にも反映する見込みです。

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本記事は、PR TIMESにて公開したプレスリリースを転載したものです。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000049368.html

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